概要
色んなGitアカウントを使う場合、間違ったユーザでコミットをする場合があります。これのためGitでは最後のコミットメッセージを修正するamend
オプションを提供し、author
オプションを使って作成者も修正することができます。
このブログポストではGitのamend
とauthor
オプションを使って最後のコミットの作成者を修正する方法についてみてみます。
Gitのamend
オプションを使って最後のコミットメッセージの内容を修正する方法については、下記のリンクを参考してください。
git log
まず、次のようにgit log
コマンドを実行して現在のGitの状態を確認します。
git log
そしたら、次のようにコミットメッセージの内容が確認できます。
commit f645e50a1daeaafe08d19aae71d9ad6a7f33dce1 (HEAD -> main)
Author: dev-yakuza <[email protected]>
Date: Thu Apr 6 14:20:06 2023 +0900
Add test.txt file
現在のユーザ確認や変更
次のコマンドを使うと現在、設定されたユーザの名前とメールアドレスを確認することができます。
git config user.name
git config user.email
コマンドを実行すると、下記のようにユーザの情報が確認できます。
# git config user.name
dev-yakuza
# git config user.email
[email protected]
次は、下記のコマンドを使って正しいユーザで切り替えます。
git config --global user.name USER_NAME
git config --global user.email USER_EMAIL
--global
オプションを使ってので、他のGitリポジトリのGitメッセージでもとこのユーザが表示されます。もし、現在のプロジェクトのユーザのみ変更したい場合は下記のように--global
を除いたコマンドを使います。
git config user.name USER_NAME
git config user.email USER_EMAIL
うまく変更できたか確認するため、下記のコマンドを実行してみます。
git config user.name
git config user.email
そしたら下記のように変更されたユーザ情報を確認することができます。
# git config user.name
USER_NAME
# git config user.email
USER_EMAIL
この変更は最後のコミットの作成者を変更することは関係ないですが、続けて間違ったユーザでメッセージを作成するかもしれないので、ここで紹介しました。
git commit –amend –author
次は最後コミットの作成者を変更する方法についてみてみましょう。次のようにgit commit --amend --author
コマンドを使って最後コミットメッセージの作成者を変更することができます。
git commit --amend --author="USER_NAME<USER_EMAIL>"
コマンドを実行すると、次のようにvi
エディターが表示され、メッセージを修正する画面が表示されます。
Add test.txt file
# Please enter the commit message for your changes. Lines starting
# with '#' will be ignored, and an empty message aborts the commit.
#
# Date: Tue Oct 25 14:47:16 2022 +0900
#
# On branch main
# Changes to be committed:
# modified: test.txt
私たちはメッセージを変更するためではないので、:q
を押してメッセージを修正しなくて、エディターを終了します。その後、git log
コマンドを実行して作成者がうまく修正されたか確認します。
git log
問題なくコミットメッセージの作成者が修正されたら、次のように作成者がうまく修正されたことが確認できます。
commit 2b75330783b0385855f750962a400807eb38a993 (HEAD -> main)
Author: USER_NAME <USER_EMAIL>
Date: Thu Apr 6 14:20:06 2023 +0900
Add test.txt file
完了
これでGitのamend
とauthor
オプションを使って最後のコミットメッセージの作成者を修正する方法についてみてみました。会社のアカウントと個人のアカウントを1つのマシンで使う場合、複数のアカウントを1つのマシンで一緒に使う場合、時々間違ったユーザでコミットをする場合があります。この時、amend
とauthor
オプションを使って正しい作成者で修正してみてください。
もし、間違ったメッセージを作成した場合は、下記のリンクを参考して最後のコミットメッセージを修正してみてください。
私のブログが役に立ちましたか?下にコメントを残してください。それは私にとって大きな大きな力になります!
アプリ広報
Deku
が開発したアプリを使ってみてください。Deku
が開発したアプリはFlutterで開発されています。興味がある方はアプリをダウンロードしてアプリを使ってくれると本当に助かります。